MediaLevel6 min
LUFSとは何か。動画や音声の音量が小さく聞こえる理由
動画や音声を書き出したあと、スマートフォンで再生すると声が小さい、BGMだけ大きい、別の動画と比べて音量差があると感じることがあります。
その原因を考えるときに役立つ指標がLUFSです。MediaLevelでは、音声・動画素材のラウドネスを確認し、調整の目安をつかむために使えます。
LUFSは人が感じる音量に近い指標
LUFSは、単純な波形の大きさではなく、人が聞いたときの音量感に近づけて測るための単位です。短い効果音の一瞬の大きさではなく、コンテンツ全体としてどのくらいの音量に感じるかを見るときに使われます。
動画投稿や配信では、プラットフォーム側で音量が調整されることがあります。元データの音量感が極端に違うと、公開後に意図しない聞こえ方になる場合があります。
ピークだけを見ても音量感はそろわない
ピーク値は音の最大瞬間値を見るための指標です。音割れを避けるために重要ですが、ピークが同じでも、話し声の平均的な聞こえ方が同じになるとは限りません。
たとえば、短い大きな音が1回だけ入っている音声と、全体的に声が前に出ている音声では、ピーク値が同じでも体感音量は変わります。LUFSを見ることで、素材全体のバランスを判断しやすくなります。
調整前に素材を分けて確認する
BGM、ナレーション、会話、効果音が混ざった状態だけで判断すると、どこが大きいのか分かりにくくなります。編集前の段階で素材ごとに確認しておくと、後から無理に全体を持ち上げる必要が減ります。
MediaLevelのような確認ツールは、最終書き出し前のチェックにも向いています。音が小さいと感じたときは、まずLUFSとピークの両方を見て、音割れせずに調整できる余地があるかを確認します。
- 声が小さいのか、BGMが大きいのかを分けて確認する
- ピークが高すぎる素材は先に抑える
- 最終ファイルをスマートフォンでも再生して確認する
作業前後のチェックリスト
- LUFSとピークの違いを確認した
- 声、BGM、効果音を分けて聞いた
- 最終書き出し前に全体の音量感を確認した
- 公開先での再生環境を想定してチェックした